桐谷高校殺人投票
「いい意見だねぇ! 先生は大賛成だよ!」
「そんな事をしたらこいつの思い壺だろ!」
和が星夜へ向けてそう言った。
少しでも時間を稼いで雨が止むのを待ちたいという気持ちのほうが、あたしも強かった。
「ダメなんだ……」
星夜が左右に首を振ってそう言った。
「ダメって、なにが?」
真奈美が聞く。
「30分に1回の投票で1時間。それから相手を殺すか逃げ切るまでの時間が30分。1時間30分でワンターンが終る。
このクラスの残りは11人だ。14時間で一周する。けど天気予報では明日も1日雨だと言っていた」
「雨の最中これが続くのだとしたら、ほとんどの生徒が死ぬ……」
「そんな事をしたらこいつの思い壺だろ!」
和が星夜へ向けてそう言った。
少しでも時間を稼いで雨が止むのを待ちたいという気持ちのほうが、あたしも強かった。
「ダメなんだ……」
星夜が左右に首を振ってそう言った。
「ダメって、なにが?」
真奈美が聞く。
「30分に1回の投票で1時間。それから相手を殺すか逃げ切るまでの時間が30分。1時間30分でワンターンが終る。
このクラスの残りは11人だ。14時間で一周する。けど天気予報では明日も1日雨だと言っていた」
「雨の最中これが続くのだとしたら、ほとんどの生徒が死ぬ……」