桐谷高校殺人投票
☆☆☆
それからの教室内は静かだった。
刻々と時間だけが過ぎて行く。
梨央がどこへ行ったのかわからなかった。
きっと、2人を追いかけて行ったんだろうけど、追いついたのかもわからない。
あたしは1度だけトイレに立ったけれど、廊下には誰の姿もなかった。
そして、20分ほどが経過した時の事だった。
「離して!!」
そんな叫び声が廊下から聞こえてきて、あたしはハッと顔をあげた。
今のは彩の声だ!
そう思い、廊下へ走った。
廊下の奥に彩とサツキがもみ合っている姿が見えた。
2人とも絡まりあいながら、攻撃を仕掛けようとしている。
身長も体力もほぼ互角の2人だからなかなか相手から逃げることも攻撃することもできずにいるようだった。
それからの教室内は静かだった。
刻々と時間だけが過ぎて行く。
梨央がどこへ行ったのかわからなかった。
きっと、2人を追いかけて行ったんだろうけど、追いついたのかもわからない。
あたしは1度だけトイレに立ったけれど、廊下には誰の姿もなかった。
そして、20分ほどが経過した時の事だった。
「離して!!」
そんな叫び声が廊下から聞こえてきて、あたしはハッと顔をあげた。
今のは彩の声だ!
そう思い、廊下へ走った。
廊下の奥に彩とサツキがもみ合っている姿が見えた。
2人とも絡まりあいながら、攻撃を仕掛けようとしている。
身長も体力もほぼ互角の2人だからなかなか相手から逃げることも攻撃することもできずにいるようだった。