桐谷高校殺人投票
「俺もだ」


そう言ったのは裕司だ。


みんなそれぞれ彩の意見に賛成して行く。


殺し合いなんてもうしたくない。


その思いと、2人を許せないという気持ちがせめぎ合い、気が付けば返事をしていないのはあたし1人になっていた。


里子を見ると、泣きながらも机に突っ伏していた。


「優衣は和に投票して。そうすれば丁度半々になるから」


彩の言葉にあたしは頷いた。


「わかった」


そう返事をする以外、方法がなかった。


「先生。話し合いは終わりました」
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