桐谷高校殺人投票
開封
全員の投票が終り、先生が教卓の前へと移動した。
「さて、今回は高谷にお願いしようかなぁ?」
突然名前を呼ばれたあたしは息を飲んだ。
最初の投票が終って油断していたところだった。
「はい……」
あたしはゆっくり席を立ち、教卓へ向かった。
一歩一歩、足を前に出すのがとても重たく感じられる。
人の死刑宣告を言いに行くような気分だった。
「さて、今回は高谷にお願いしようかなぁ?」
突然名前を呼ばれたあたしは息を飲んだ。
最初の投票が終って油断していたところだった。
「はい……」
あたしはゆっくり席を立ち、教卓へ向かった。
一歩一歩、足を前に出すのがとても重たく感じられる。
人の死刑宣告を言いに行くような気分だった。