恋路
それから私と大輔サンはよく会うようになった。
色んな所に二人で遊びに行った。
そして私の卒業式間近のある日のことだった。
大輔サンからメールがきた。
「就職先決まったよ☆東京の会社になった♪」
予想していたことが現実になってしまった。
私は付き合ってるわけでもないし、
「行かないで」
なんて言えなかった。
だからその代わりにこう言った。
「じゃあ、東京に行く前に最後にどっか行こう?」
そう言うのが精一杯だった。
そしてその時にはっきりさせようと決めた。
もし大輔サンが付き合うって言ってくれれば私も東京に行く
付き合ってくれないならもう終わりにしよう…