恋路

そして私の進学先も決まり、大輔サンの東京で住むアパートも決まった頃、

私達はお台場に行くことになった♪♪


私はいつもより緊張していた。


今日が最後になるかもしれない…


大輔サンの前では笑顔を作っていたが、心の中はモヤモヤでいっぱいだった。



一日中遊んで
すっかり辺りも暗くなった頃、二人で夜景を見ていると観覧車が目に入った



「大輔サン、最後にあれ乗ろう?」


大輔サンはにっこりうなずいた。


観覧車の中は意外に広い気がした。


大輔サンは夜景を見ながら笑顔が絶えない。



本当にこの笑顔が好き


大好きだ


ずっとずっと

一緒にいたい


私は苦しくて

涙が出てしまった。


< 26 / 50 >

この作品をシェア

pagetop