恋路
そして私の進学先も決まり、大輔サンの東京で住むアパートも決まった頃、
私達はお台場に行くことになった♪♪
私はいつもより緊張していた。
今日が最後になるかもしれない…
大輔サンの前では笑顔を作っていたが、心の中はモヤモヤでいっぱいだった。
一日中遊んで
すっかり辺りも暗くなった頃、二人で夜景を見ていると観覧車が目に入った
「大輔サン、最後にあれ乗ろう?」
大輔サンはにっこりうなずいた。
観覧車の中は意外に広い気がした。
大輔サンは夜景を見ながら笑顔が絶えない。
本当にこの笑顔が好き
大好きだ
ずっとずっと
一緒にいたい
私は苦しくて
涙が出てしまった。