恋路
あの日以来、自分から大輔サンに連絡することはなくなった。


大輔サンからはたまに連絡がくるが電話に出なかったり、メールもあまり返さなくなっていた。



そんなある日のバイト中
美沙が私に言ってきた

「知ちゃ〜ん、なんかここの近くに新しく居酒屋できるみたいだよ〜

時給いいし、面接行ってみない?」


私は正直もうこのファミレスを辞めたかった


ここには大輔サンとの思い出がたくさん残っている


早く忘れたかった。



私は美沙と一緒にその居酒屋で働くことになった。




もうすぐ私も短大生になる。

きっと新しい恋をして、楽しくなる

忘れられる


そう思っていた。


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