恋路
第2章 新しい出会い
4月
私は県内の短大に進学することになった。
今日から私も短大生だ。
中学、高校と仲がよかった友達はみんなバラバラになってしまった。
私の選んだ科はおとなしい感じの子が多く、なかなか話しかけずらかった。
だか、せっかくの短大生活で友達を作らないわけにいかない。
思いきって話しかけ、
何人か友達ができた。
その中でも何でも話せたのが葵(あおい)と舞美(まいみ)だ。
葵は同じ県内の子で
マンガとキラキラ物が好きな女の子。
私と違いサバサバしていて何でも言ってくれる頼もしい子だ。
舞美はお洒落に敏感な天然な子。
優しくて、女の子らしい子だ。
そして女子高だった私に男の子のクラスメイトもできた。
その中でも一番仲良くなったのは康明(やすあき)だった。
康明達は入学式の次の日に私達に話しかけてきた
「ねえねえ!
アドレス交換しよ〜♪
俺のことはやっくんて呼んで♪♪」
康明も笑顔のかわいい男の子だった。
その他に
光貴クン(こうき)
俊クン(とし)
将之クン(まさゆき)
女の子は
小春(こはる)
通称こはちゃん
礼香(れいか)
という友達ができた。
そして短大生活最初のイベントである
親睦遠足が近づいていた。