恋路
だが、彼女でもないのに高価な物をあげたら嫌がられるかな〜とか
色々考えてしまい、
結局買った物は…
「うけるッ!!悩んだあげくなんでチョコのお菓子なの〜?!」
歌舞伎に向かう電車の中で葵に言われた。
確かに…
好きな人にチョコはないよね
「だってさ〜彼女とかじゃないから何あげればいいか分かんなかったんだもん〜」
本当に私ってバカだ…
「まあ、気持ちがこもってればいいんじゃない♪
やっくんも喜んでくれるでしょ☆」
葵の言葉に背中を押されて私は康明にチョコを渡しに行った
「や、やっくん!!」