身長10cm差の恋は成立するのか。






しかし陽介は何も言わずに



少し離れていた距離を少しずつ詰めてくる。





「自分より身長の高いヤツがいいんじゃなかったの?」



う、それを言われるといたい。



「身長なんか関係なかった」



着実に陽介は近くなってきて、視線を下げた私のいつの間にか前に立っていた。




「そう思ったのはいつから?」



「たぶん、今思えば高身長男子現れろって言い始めて少したった頃から。

でも自覚したのは最近」



「ふーん」



ふーんって!!



ふーんってなに?!



困惑してますます顔をあげられない。


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