身長10cm差の恋は成立するのか。
私はすわりこんでしまった。
「先生の所いく?」
「ちょっと休んでから先生の所行くから気にしないで先行って大丈夫だよ」
出来るだけ心配かけないように笑顔をつくった。
でも、
「無理して笑わないでいいよ」
朋ちゃんにはお見通しだった。
「次の地点に先生いるから呼んでくる。
ちょっと時間かかるけど頑張れそう?」
「うん、大丈夫…
ごめんね迷惑かけて…」
「ばか…謝んなくていいよ。
じゃあ行ってくるね!
待ってて!」
朋ちゃんは走り出し、角を曲がって姿を消した。
やばい結構つらい…。
頑張れ、私。