[完]愛されたくて
「礼だと。」

「ありがとう椎名くん!」

椎名くんがいやいやでも、ここまで届けてくれたことが嬉しくて思わずニヤける

また帰路につこうとしたら

椎名くんが大きめの声で

「なんで、そんなに俺に突っかかってくんの。」と。

「それは、椎名くんが大好きだから!」

ありのままに答えると、はあ、とため息をこぼされた

「そんな事聞いてない。何で突っかかってくんのかって聞いてんの」

椎名くんが周りの人と絡みたくないのは分かってた

「んー…だって、椎名くん本当は優しいし笑顔も可愛くて「バカじゃねーの」

そう吐き捨てて、帰って行ってしまった。
< 9 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop