『ご自由にお使いください』

ごく普通の高校生である僕がなぜマシンガンなどという物騒なものを持っているのかというと、それはこの日の朝に遡る。





――その日の朝もいつものように学校へ行く準備をしていた。
鞄に教科書を入れ、制服に着替え、靴を履き、ドアを開ける。
そこまではいつもと同じ。
しかし、そこから先が違っていた。

玄関先に箱が落ちていた。

そして箱には貼紙がされていて、それにはこう書かれていた。



『ご自由にお使いください』



不思議に思い箱を開けてみると、そこにはあのマシンガンが入っていた。
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop