『ご自由にお使いください』
なにか変な気分だ。
妙に興奮している。
なんなんだろうこの気持ちは。
「ねえ、消しゴム貸してくれない?」
ふと、隣の席の女の子が話しかけてきた。
「ああ、はい。」
女の子に消しゴムを手渡しながら、この子をあのマシンガンで撃ったらどうなるのか想像していた。
ああ、わかった。
この妙な気持ちの正体は人を殺したいという感情。
殺人衝動だ。
そしてこの衝動を満たせるモノが今僕の手元にあるじゃないか。