年下のオトコノコ。
何でこんなにもモヤモヤするんだろう。
何に対してモヤモヤしているんだろう。
「分からん…、さっぱり分からん…。」
「俺の方がもっと分からんわ。」
学校に戻れば、駿介にペンキを返される。
「俺が持ってくとまためんどくさいから。ここからは自分で持ってけよ。」
「ありがとう、駿介。」
「お礼なら優斗に言えよ。」
「…え、何で?」
「先輩に荷物持ち頼む後輩なんてアイツくらいだわ。」
そう言うと、駿介は元きた道を戻っていく。
「なにそれ…。」
勘違い?
私のことまだ気にしてくれてるって思ってもいいの?