年下のオトコノコ。
「でもさ、水嶋くんもすごいよね、毎日毎日。愛されててうらやましいなあ~って思うけど。」
「ほんとよく飽きないよね、先輩をからかってんなって感じ。」
「一途なんだって!」
冷たい私にやたらとゴリ押ししてくる晴香。
「何でそんな肩持つの?」
「星羅こそもっと広い目で周りを見るべきだと思うけどなあ。」
わけ分かんない。
水嶋優斗くんは、この春うちの高校に入学してきた1年生。
出会いなんて覚えてないけど、気付いたら毎朝告白されるのが日課。
どう考えてもからかってるとしか思えない。