初恋は実らない

「勇太、やめな。」



あれ、知らない人が勇太と話してる…。



「徹…はぁ、わかったよ。」



しかも、あの俺様の勇太がいうこと聞いてる…！


誰だろう、この強者は。



「ごめんね、徹が。いつもこんな感じなの‍？」



『い、いえ！あのあなたは‍？』



「あ、まだ自己紹介してなかったね。俺は木村徹。
勇太とは幼なじみで今日から塾に入ったんだ。よろしくね。」



『私は町田杏奈！いつも勇太にこき使われているの！今日は助けてくれてありがとう！よろしくね！』



勇太の幼なじみ！彼がいれば私は平和に過ごせる！