恋に涙を花にはキスを【コミカライズ連載中】
――――――――――
――――
七月末日。
西原さんが退職した。
送別会は西原さんが妊娠中で悪阻が酷いこともあり、残念ながら行われなかったけれど、体調が楽になったら女性社員だけでもランチに集まろうか、と話している。
九月に結婚披露宴に招待されているから、どちらが先になるかは微妙なところだ。
その頃には、もしかしたらお腹も目立ってきているかもしれない。
最後、定時に柳原さんが花束を渡した時、それまでは全くいつも通りに笑いながら話していたのに、急にぼろぼろと泣き出したことに驚いて、私ももらい泣きしてしまった。
本当に、仲が良かったんだなあ、と少し羨ましかった。
私もそんな風に信頼できる友達が職場でも出来たらなあと思ったけれど、今のところ同じフロアにいるのは先輩ばかりで、友達という感じでもない。
大学時代の友達とは、社会人になればやっぱり連絡は取っても中々会えそうもなく。
今度、お盆休みに一度集まろうか、と話しているけれど……少し迷っている。
多分、女ばかりではなくなるし、京介くんも来るからだ。
飲み会になるだろうからお酒も入るし、元カレがいる集まりに行くというシチュエーションを今までの付き合いの中でもなかったもので、どうするべきなのか考えあぐねている。
こういうの、男の人的にはどうなんだろう?
――――
七月末日。
西原さんが退職した。
送別会は西原さんが妊娠中で悪阻が酷いこともあり、残念ながら行われなかったけれど、体調が楽になったら女性社員だけでもランチに集まろうか、と話している。
九月に結婚披露宴に招待されているから、どちらが先になるかは微妙なところだ。
その頃には、もしかしたらお腹も目立ってきているかもしれない。
最後、定時に柳原さんが花束を渡した時、それまでは全くいつも通りに笑いながら話していたのに、急にぼろぼろと泣き出したことに驚いて、私ももらい泣きしてしまった。
本当に、仲が良かったんだなあ、と少し羨ましかった。
私もそんな風に信頼できる友達が職場でも出来たらなあと思ったけれど、今のところ同じフロアにいるのは先輩ばかりで、友達という感じでもない。
大学時代の友達とは、社会人になればやっぱり連絡は取っても中々会えそうもなく。
今度、お盆休みに一度集まろうか、と話しているけれど……少し迷っている。
多分、女ばかりではなくなるし、京介くんも来るからだ。
飲み会になるだろうからお酒も入るし、元カレがいる集まりに行くというシチュエーションを今までの付き合いの中でもなかったもので、どうするべきなのか考えあぐねている。
こういうの、男の人的にはどうなんだろう?