恋に涙を花にはキスを【コミカライズ連載中】
それでもなんとか、声に出そうとしたのに。
「か、かず……」
「糸井より親し気なやつな」
「は?」
「さん付けとかいらない。なんて呼んでくれる?」
にっこにっこと楽しそうに、意地悪なことを言う。
「よっ、呼び捨てなんて出来ませんよ!」
「まあ、呼び捨てじゃなくてもいいんだけど。呼んで。ほら」
「だからなんて、」
「紗世が考えて。ちゃんと呼んでくれないと朝までひぃひぃ鳴かすからな」
「ひ!?」
「泣いてもやめないよ」
言いながらイソイソと彼の片手がシャツの裾から中に入り込んでくる。
やたらとウキウキとして、楽しんでいるとしか思えない。
「ちょっ、ちょっと待ってください! すぐ考えますから待って!」
「どーぞ、ゆっくり考えて。それまでキスしてるから」
焦る私の眦に彼の唇が触れ、ぎゅっと目を閉じる。
シャツの中に入り込んだ手がしっかりと、私の胸を包みこんだ。
「か、かず……」
「糸井より親し気なやつな」
「は?」
「さん付けとかいらない。なんて呼んでくれる?」
にっこにっこと楽しそうに、意地悪なことを言う。
「よっ、呼び捨てなんて出来ませんよ!」
「まあ、呼び捨てじゃなくてもいいんだけど。呼んで。ほら」
「だからなんて、」
「紗世が考えて。ちゃんと呼んでくれないと朝までひぃひぃ鳴かすからな」
「ひ!?」
「泣いてもやめないよ」
言いながらイソイソと彼の片手がシャツの裾から中に入り込んでくる。
やたらとウキウキとして、楽しんでいるとしか思えない。
「ちょっ、ちょっと待ってください! すぐ考えますから待って!」
「どーぞ、ゆっくり考えて。それまでキスしてるから」
焦る私の眦に彼の唇が触れ、ぎゅっと目を閉じる。
シャツの中に入り込んだ手がしっかりと、私の胸を包みこんだ。