私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
私は 今まで通っていた地元の小学校に戻った
学校は変わっていなかった
数名の一年生が入学していた
臨時集会が行われた
私が 戻って来たと言う事もあり 皆の前で一言挨拶をしなくてはならなかった
退院したとは言え歩き格好はよくない それにいきなりの事で 驚いた
何も言葉など考えていなかったけれど 何もしないわけにもいかないので 前に出て一言喋った
誰にも見てほしくなかった
一年生からは 誰あれ? という声も また皆の視線も痛かった
皆の前に出て話すと言う緊張から 左手首は曲がり 左足を引きずって歩いている
物珍しく見られていたと思う
恥ずかしさでいっぱいで 極力見られたくないと思った
学校生活も 不便な事ばかりだった
学校での靴の脱ぎ履きは 一苦労左足が麻痺している為 うまく動かせず 中々脱げない 履く時も力が入らない為 一々座って履いたり 全ての体重を右足でカバーしなければならなかった
座ると立つのにも時間がかかった
学校でトイレをするのも 帰りの掃除をするのも とても大変だった
特に給食は辛かった
食器や重い物は 持てない為 牛乳を持っていたが それすらも重かった し手のひらに激痛がはしった