私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
自分自身何があったのかわからない状態だった
母は私がふざけているのだと思ったらしい
もう一度力を入れたがやはり動かず すぐに車で病院へ行った
その病院では 何も出来ないらしく救急車で大きな病院に行きICUに入った
それからすぐに一般病棟に入院した
その日から母は付き添いで泊まってくれた
病名は 脳梗塞
原因不明という事だった
母から聞いた話では 先生は脳じゃないと言い帰ってしまったと 次の日検査をしたところ脳に異常があったと言っていたらしい
状態は左半身の麻痺 左手足が全く動かせず 死には至らなかったが 当たりどころが悪く 脳が白くなりその部分は死んでいた
自分がどうなっているのかもわからなかった
なんでこんな体になったのかを考えることもなかった
驚いたのは 車椅子でエレベーターに乗った時に鏡に映った自分の顔が 左側だけ動いていなかった
笑った顔をすると左は真顔で 左肩もだらりと下がっていた
自分が自分で気持ち悪かった