私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
15 一人部屋

夏に 家を直す工事がはじまった

私は どうしても一人部屋がほしかった

兄には 一人部屋があり 姉は 一人暮らしをしていたが それでも姉の部屋らしきものはあった

私も自分の部屋と言う所で 寝てみたり 私だけのものを置いてみたかった

憧れだった

私物を 置いてる場所はあったが その時はまだ 通路の部屋だった

直すと同時に部屋を作ってほしいと頼んだ

悩んだ末 作ってもらえた

すごく嬉しかったのを覚えている

ようやく 脱衣所もできた

お風呂から出ると台所なので 脱衣所ができてありがたかった

周りの友達は 皆自分の部屋を 持っていて 自分の部屋があるだけですごいと思っていた

逆にない人の方が 少なかった

早速 タンスや机 ベットを置くと狭くなった

それだけでも自分の世界ができていくようで嬉しかった

部屋ができてすぐ 怖くて寝られないこともあった

私の部屋は 元々仏壇の部屋に行く為の通路で 仏壇への通路が 細くなる事から 以前の部屋より少し小さく作られた

それでも隣は 仏壇があるので 余計怖かった

愛猫の ももが いてくれると安心した
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