私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
18 三度目の行事
私は 三年間の学校生活を終え 卒業する事ができた
入学すると言うことは 必ず最後は 卒業しなくてはならない
だから入学などしたくなかった
いつかくる卒業式が 嫌だったから
卒業式などなくなってしまえば良いと 思い続けて 私は 高校の卒業式は 出なかった
どうしても出たくなかった
卒業する生徒は すごく少なく一人一人ゆっくり行われていて練習の時点から怖気づいてしまい 恐怖から休んでしまった
練習の記憶は全くない
その時ばかりは 親も担任もわかってくれたと思う事にしている
同じクラスの人はどう思っているかわからないけれど 私の事などこれぽっちも気にしていなかっただろう
とある子達には ずるいと思われていたと思う
その子達も卒業式に出たくなかったらしい
私と彼女達とでは 立場が 全く違う
けれど何でもない人も卒業式を嫌いな人っているんだと思ったとともに卒業式はやりたい人だけやればいいのになと思った
卒業式後 私は 先生数人の前で すぐに証書を 受け取った
たったそれだけの人数でも 心臓が壊れそうな程 緊張していて 手足は 力が入り過ぎて 固まって動かなくなり歩きづらい
それでも歩かなくては いけないので 無理矢理 歩き受けとった