鬼社長の魅惑のボイス。
私の憧れのカイ様が目の前に居る。
それは夢のような出来事だ。
ただ、それが社長だったが……。
社長の秘密を知ってしまった。
意外過ぎる内容で
「それでだ。父親だけじゃなくても
会社に俺の秘密を知られるのは、まずい。
部下達に馬鹿にされたり、舐められたくないからな。
だから、椎名。
くれぐれもこの事は、内密に頼む」
「は、はい。お任せ下さい!!
私が、必ず秘密にしておきます」
カイ様が辞めさせれるなんて
あってはならない。
社長がカイ様なのには、非常に
驚いたけど社長のためにも秘密にしておかないと。
意気込みながらチラッと社長を見る。
この人がカイ様……。
何だか、何にドキドキしているのか
分からなくなってきた。
すると社長は、私に
「そう言えば……お前アニメとか好きなのか?
オーシャン好きなのは、理解したが」
質問をしてきた。
「あ、はい。アニメも大好きですが
声優さんも好きなんです」