鬼社長の魅惑のボイス。

ビクッ!!

「今日お前は、新人マネージャーとして
ココに居ろ。余計なことは、喋るなよ?
ココでは俺は、社長じゃなくて
覆面声優のカイなんだから。
ベテランになるまで正体を隠しておきたい」

「は、はい」

じゃあ、ココでは
須藤グループの社長だと秘密でやっているんだ?

「そう言えば……本当のマネージャーさんは?」

マネージャーが居るはずなのに
姿を見ていない。

「今日は、代わりが居るからと
強制に休ませた。
多分……今頃泣いているんじゃないか?」

強制的って……。
社長、マネージャーさんを泣かしたら
ダメじゃないですか!?

あわあわとしていると

「お疲れ様で~す」
ぞろぞろと人が入ってきた。

えっ……えぇっ!?

入って来たのは、オーシャンに出演している
人気声優達だった。

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