鬼社長の魅惑のボイス。

心臓が飛び出るかと思った。
慌てて振り返ると
社長は、クスクスと笑っていた。

ひ、酷い……またからかうなんて。

「ハハッ……相変わらず耳元か
弱いな。愛里は」

社長の笑顔に
キュンと胸が締め付けられそうになった。

戸惑う私に社長は、抱き締めて
kissをしてきた。
昨日と同じ甘い味がする。

何度もしてる内に社長は、
それ以上に続けようとしてきた。

「ちょっと…社長。
朝ですってば……やめて下さい」

「大人しくしていろ。愛里」

いや、だから耳元で
カイ様ボイスは、やめて……。
力が抜けて逆らえなくなっちゃう。

そして……またもや抱かれてしまった。

数時間後。

「早く支度しろ、愛里
遅刻するぞ!」

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