鬼社長の魅惑のボイス。
 
「アホ。泊まるなら着替えも必要だろう。
同じ服ばかり着替えさせる訳にはいかないしな。
それに、どーせ安い服しか持っていないし
丁度いいだろう」

泊まり!?

「えっ……ちょっと待って下さい。
社長……もしかして今日もお泊まりなんですか!?」

私は、慌てて聞いた。
聞いていないし、昨日の今日なのに。

「はぁっ?当たり前だろーが。
誰が家に帰すと言った?ほら、これが終わったら
次は、ランジェリーショップだ。
さっさと行くぞ」

「ちょっ……待って下さいよ!?」

私は、慌てて社長を追いかける。
結局、服と靴などを一式買ってもらった。

次は、ランジェリーショップなのだが……。

「社長……これは、さすがに……」

「恥ずかしがってないで、さっさと開けろ」
無理やり試着室のカーテンを開ける社長。

あ、開けないで……。

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