鬼社長の魅惑のボイス。
社長に車に乗ってもらうと出発する。
その際にスケジュールの確認をするのだが……。
「〇〇社から商談。
その後に〇〇社との会議があります」
「〇〇社の契約書は?」
「あ、はい。こちらです」
私は、社長に契約書を見せる。
社長は、すぐに契約書を受け取ると
中身を確認する。
「椎名。この契約書じゃダメだ。
あと40%下げさせろ」
「えっ?ですが……そうしたら」
「こんな高額あるか。
我が社の商品だぞ。それぐらいの価値はある。
いいから、やり直せ」
そんな!?
社長は、ワンマンなところがある。
だがその若さで社長になっただけは、
あって実力は、須藤グループを日本だけじゃなく
世界まで進出させるほど凄い。
ただ、やり方か強引だけど……。