鬼社長の魅惑のボイス。

遊びとかオモチャ扱いだと
ショックだわ。

出来れば……私は……。

段々と意識が薄れていく。
眠い……。

「おい、起きろ。着いたぞ!!」

ハッと目を開けると社長が
目の前にいた。

「キャアッ!?」

「キャアッじゃねぇーよ!!
いつまで寝ている気だ?まったく……」
呆れたようにため息を吐いてくる社長。

えっ……? 
起き上がると辺りを見る。
地下の駐車場かしら?

「ここは……?」

「俺ん家のマンションの地下の駐車場。
スタジオに着いてもお前……揺すっても起きないから
そのまま放置して
今、自宅に帰って来たところだ」

えぇっ!?
私、寝っぱなしだったの!!?

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