鬼社長の魅惑のボイス。

社長に現金だと言われてしまった。

でも、自分でも現金だと思う。
吹き替えもだが社長の何気ない優しさが
嬉しかった。

エレベーターから降りると
部屋に向かう。
昨日も泊まったのだ、どうやって来たのか
覚えておらず

今日もバタバタしてて、じっくりと
見ていられなかった。

開けてもらいリビングの中に入ると
凄く夜景が綺麗だった。

「す、凄い……綺麗!!」
あまりの美しさにうっとりとしてしまう。

さすがタワーマンションだわ。
こんな夜景は、最上階のホテルか東京タワーとか
それぐらいしか見えないだろう。

「愛里。夜景は、いいからシャワー浴びてこい。
その間に何か軽い物でも作っておくから」

社長がキッチンの方で
冷蔵庫から食材を取り出しながら言ってきた。

あ、名前呼び!?
いや、それよりも……。

「社長。私がやりますから」

社長にやらす訳にはいかない。

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