だからそれは、愛じゃない。
「そんなの当たり前だろ。ツラかったら俺に甘えて良いから。無理だけはすんなよ」
「………うん」
祐樹に無理矢理笑顔を見せると、『そんじゃ、俺部活行くわ!』と言いながら”じゃーな!”と、教室を出ていった。
部活始まってるはずなのに、私を元気づける為に待っててくれたんだ。
……祐樹、ありがとう。
祐樹のおかげで少し心が軽くなった私は、部活に行ってしまった祐樹に『ありがとう』のLINEを送りたくて、鞄の中に入れてたスマホを取り出した。
……と、同時にLINEのチェックをする。
鶴橋くんが私にLINEをくれていた。