【中編】彼女様は甘い味。
…な、何故ここにコレが!
このウーたんぱっちんぴんどめは数量限定の超プレミヤ品の中のプレミヤ品ですよ!?
大塚先輩は、もしや…
「ウーたん好きさんなんですかっ!?!?」
ベッドに座っている先輩の隣に座って、これでもかってくらいに顔を近づける、あたし。
もうあたしの脳内はウーたんのオンパレード!
世界はお花畑ですよ!!
…わけが分からない。が。
「…さぁ、秘密かな?」
意味深に笑う先輩。
これは…、これはもう決定ですよ!
ウーたん好きにお菓子好き、こんなに素晴らしいお方はこの世になかなかいない超貴重人物ですし…
そうでしょうね、そんな人なかなかいないだろうし。
「嬉しすぎますっ!
…あ、何か是非お礼をさせて頂けたら、」
と言うとその近付けていた顔を離してチラリと覗くように先輩を見てみます。
何が良いでしょうか…?
駅前のケーキ?
それとも…、ウーたんコレクションの一つをわけるっていうのは!!
そうですね、はいっ!
それがいいんじゃないでしょうか!