コバルトブルーの誘惑
愛しています。
私達は一緒に暮らし始め、

嶺緒は私の作った家庭料理を毎日美味しそうに食べるようになって、体調も良くなったみたいだ。

6ヶ月経つ頃には
私は秘書の事務仕事に慣れ、
派遣会社を退職し、アンダーソンに勤めるようになった。

嶺緒も日本での仕事に慣れてきたようで、
涼しい笑顔で社内にいるようになったので、ファンがたくさんいるようだけど、
嶺緒は私に
「舞は僕の運命の女だよ」と囁いて、毎日抱きしめてくれる。


サラさんは妊娠し、しばらくしたら産休に入る予定だけど、
産休が終わったら、またすぐに戻ってくると言っていて、
「舞と交代の予定。」と私と嶺緒に笑いかける。

結婚の前に妊娠したら、ちょっと困る。と私は思っているけれど、

舞が決心してくれるなら、いつでも歓迎。と笑う嶺緒に

私との未来を考えているのかもしれないと思って、

嬉しい気持ちでいっぱいになる。


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