二人だけの秘密
「美希さん。僕は、君のことが………」
「忘れていましたねぇ。いい夢、見れるおまじない。でもこれで、今日はいい夢が見れますよ。だって、とっておきの私のおまじないをしたんだから。それとね、もしも裕ちゃんより先に未来さんと出会えていたら、私たち幸せになれていたのかな………?」
「えっ!」
潤んだ瞳で僕を見つめる、美希さん。そのときの美希さんはぐっと僕に寄り添っていて、頬を赤くしていたのを覚えている。
「未来さんと、もっと早くに会いたかった。もっと早くに会って、未来さんのことを好きになりたかった」
涙を浮かべたあのときの彼女の思い出に浸ると、僕の涙が自然とあふれ出す。
ーーーーーー僕も、もっと早く美希さんに会いたかった。僕も、美希さんのことが好きだった。大好きだった。
「忘れていましたねぇ。いい夢、見れるおまじない。でもこれで、今日はいい夢が見れますよ。だって、とっておきの私のおまじないをしたんだから。それとね、もしも裕ちゃんより先に未来さんと出会えていたら、私たち幸せになれていたのかな………?」
「えっ!」
潤んだ瞳で僕を見つめる、美希さん。そのときの美希さんはぐっと僕に寄り添っていて、頬を赤くしていたのを覚えている。
「未来さんと、もっと早くに会いたかった。もっと早くに会って、未来さんのことを好きになりたかった」
涙を浮かべたあのときの彼女の思い出に浸ると、僕の涙が自然とあふれ出す。
ーーーーーー僕も、もっと早く美希さんに会いたかった。僕も、美希さんのことが好きだった。大好きだった。