二人だけの秘密
「やっぱりあの事件は、有名なんだなぁ………」
僕は学習イスに座りながら、書いていた反省文の手を止めた。そして、iPadカバーを開けた。
iPadを開けると壁紙とダウンロードしているアプリが、ディスプレイに表示される。その中のヤフーのアプリをタッチし、僕は美希さんが働いている店の名前をキーボードで入力する。慣れた手つきで文字入力を済まし、僕は検索をタッチした。
「………」
液晶画面が変わり、美希さんが働いている風俗店の公式サイトが映る。それだけで顔が赤面し、僕の鼓動が速くなる。
そのまま公式サイトをタッチすると、美希さんが働いているホームページの画面が映った。ホームページの画面はぼかした女性の顔写真が一枚上に大きく掲載されており、その下に、日記や出勤情報が記載されている。それと、お店のランキング情報。お店のランキング一位は、佐藤利恵と書かれていた。それは、「美希さん………」と、僕は彼女の本名を口にした。
彼女の顔を思い出し。彼女の悲しげな笑顔を思い出して。
僕は、日記をタッチした。タッチすると新たに更新されている、佐藤利恵さんの日記が上がっていた。それは、佐伯美希さんが新しく更新した最新の日記だ。
僕は学習イスに座りながら、書いていた反省文の手を止めた。そして、iPadカバーを開けた。
iPadを開けると壁紙とダウンロードしているアプリが、ディスプレイに表示される。その中のヤフーのアプリをタッチし、僕は美希さんが働いている店の名前をキーボードで入力する。慣れた手つきで文字入力を済まし、僕は検索をタッチした。
「………」
液晶画面が変わり、美希さんが働いている風俗店の公式サイトが映る。それだけで顔が赤面し、僕の鼓動が速くなる。
そのまま公式サイトをタッチすると、美希さんが働いているホームページの画面が映った。ホームページの画面はぼかした女性の顔写真が一枚上に大きく掲載されており、その下に、日記や出勤情報が記載されている。それと、お店のランキング情報。お店のランキング一位は、佐藤利恵と書かれていた。それは、「美希さん………」と、僕は彼女の本名を口にした。
彼女の顔を思い出し。彼女の悲しげな笑顔を思い出して。
僕は、日記をタッチした。タッチすると新たに更新されている、佐藤利恵さんの日記が上がっていた。それは、佐伯美希さんが新しく更新した最新の日記だ。