【完】私、新しく生まれ変わります!



「どうした?心菜」




気づいたら隼人くんは抜け出してこっちに来ていた。




「え?どうもしてないよ?」





「なんか考え込んでそうだったから」




隼人くん、すごい。でも、隼人くんのことを考えてましたなんて絶対言えない。




だから、



「そんなことないよ!⋯⋯それより、あの女の子たちはいいの?」




話をそらす。





そして、ちょっと離れたところで私たちを見ている女の子がずっと気になってたから言ってみた。




「ああ、話してもないから」




それ。いいの⋯⋯かな??




女の子さん、ごめんなさい。隼人くんの代わりに謝っとこう。




「あとね、ずっと気になることがあったんだ」





「気になること?」



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