【完】私、新しく生まれ変わります!
うそ⋯⋯。
「告白は先越されたけど⋯⋯俺の彼女になってくれますか?」
そう言った上野くんの顔はほんのちょっと赤くなってて。
「はいっ!!」
素直にああ、やっぱり上野くんのこと好きだな。って思った。
信じられない。告白、受け入れてくれたの?
自分でも自覚してる。釣り合ってないって。
でも、彼女になってという言葉はきちんと心に届いた。
「えっと、夢じゃないよね?」
「夢だったら俺困るんだけど」
苦笑いの上野くん。
そんな上野くんですらかっこいいと思えた私は本当に恋の病にかかったような感じだった。
「ふふ。うん。だよね、私も困る」
そんなこと言って2人で笑いあってた。