【完】私、新しく生まれ変わります!



「それと、あんなことめったに言わないからな」



そう言いながらまたもや顔を隠す隼人くん。



一瞬なんのことだろうと思ったけど、可愛いって言ったことかな?



ふふふ。真っ赤な顔は隠せてないよー!



でも、不思議。お世辞ってわかってても隼人くんから可愛いって言われると自信が出てくる。




「はい!じゃあ、今から文化祭始まるよ!準備して!」



真希ちゃんの声と同時に動き出す私たち。



準備と言っても特にすることは無く、大体は扉の前で待機ってだけなんだけど。



でも、これからこの姿がいろんな人に見られると思うと⋯⋯ちょっと恥ずかしい。



そんなことを思ってても時間はどんどん過ぎていく。



気づいた時には文化祭は始まっていた。



時間になるとお客さんがいっぱい入ってきて忙しかったから、恥ずかしがるどころでもなかったんだけどね。



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