【完】私、新しく生まれ変わります!
「もし私がいなかったら明るいグループで楽しくやってただろうし、今以上に友達がいたはずだよ」
中学生の時、花音には申し訳ないなってずっと思ってたのに私自身を変えようとはしなかった。
そんな最低な私なんかとずっと一緒にいてくれた。
「心菜!聞いて!それは違う!私は心菜と一緒がよかったの!それだけで良かったの。だから⋯⋯私はずっとそばに居たの。それは心菜の為じゃない。私のために心菜と一緒にいたの」
「同情じゃ⋯⋯ないの?」
「そんなわけないじゃない!まず、生まれた時から一緒だったのよ?そんな関係の私たちに同情っていう言葉はないはずよ」
その言葉を言われてハッとした。
そう⋯⋯だった。
なにを私はずっと、遠慮してたんだろう⋯⋯。