sweet☆スイーツ
「真波!大丈夫か?」
バンッと、車のドアを閉める音と同時に、走ってくる足音と声。
甘くて愛しい
あの声。
「マサくぅん…。」
「あーあ。擦りむいて。走るから…。」
「痛いよぉ…。」
私は涙目でマサ君を見上げる。
「お母さんの言うこと聞かなかった真波が悪い。」
そう言うと、優しく微笑みながら、私の頭をクシャクシャっと撫でてくれた。
「ふえーん。ごめんなさぁい。」
そう言って、マサ君に抱きつこうとした時
「真波これ。」
ママが絆創膏と消毒液を持ってやって来た。
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