君が好きと書いたのは放課後のこと
好きだよ

「真子さー、結局三木に告白できなかったね。来年から最高学年なのにさ、青春できねーでおわるんじゃね真子の高校生活」

「ちょっと本当にありえそうだからそれ言うのやめてくんね」

「いやごめん笑うわそれ否定しろし笑」

そういって爆笑してる汐。
そう、汐の言う通り私は千広に告白しないままこの2年生生活を終わらせようとしてる。
だって来年同じクラスになれるかわかんないし、千広の彼女にはなりたいけどあいつ好きな人いるしっていうのを
無限ループしてたらいつの間にか3月になっていたという訳だ。

どうしよう。けどもう時間がない。
言うとしても、もう今日は終業式が終わったら部活がある人は部活で、部活がない人はその場で解散だから千広は帰っちゃう。

私は暇人だからお気に入りの第2音楽室で汐と最終下校までおしゃべりだけども。

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