私はそんな先輩が。
―次の日。
いつどおりの朝がやってきた。
いつも通り、何も変わりなかったように、美香を駅で待つ。
「おはよー!」
美香がブンブンと手を振りながらこちらに向かってきた。
「おはよ」
美香が私に合流したときに挨拶を返した。
「今日ね、大里先輩と一緒の電車だったよ!
きっと後ろの方にいるんじゃないかなぁ?」
「え!!!!!
見たかった〜」
そんな私を見てふふっと笑う美香。
「大丈夫だよ。
きっと学校で見れるから。」
「うん!そうだよね!」
その言葉ですぐに立ち直る私。
そう、いつも通り。
1時間目の授業を受けるところまではいつも通りだったんだ。