幼なじみじゃ、なくなった夜。
トイレから戻った私は、それこそ浴びるように酒を飲んだ。
いつもは絶対に飲まない焼酎にまで手を出した。
浜崎先輩はそんな私に喜んで、もっと飲めもっと飲めと自分もカルーアミルクをガブガブ飲んでいた。(どうやら酒はそれしか飲まないようだ)
そして気付いたら…
「ね、チューしよ?」
目の前には浜崎先輩の子犬フェイス。
背中はひんやり冷たく、どうやらここは外で、私は路地のコンクリートの壁に押し付けられているとうことを理解するのに、軽く10秒程かかった。