使い古した体でも。
理想と花束
花束を1つだけ 古びたあの小屋へ
私と同じようなあなたへ
独りぼっちでいるあなたへ
どんな顔で笑おうか どこかで間違った
成れの果ての私たちが行きつく所はもうない。
それでも
あなたへと あなたへと
溢れた心を拾って
独りぼっちで待っている
あなたのもとへと。
寂れた心は
まだどれもがあなただった
孤独もその先も
耐えた私たちがいた
緩やかな坂を下りて 花束をしたたえて
こんどこそ真っ直ぐに
あなたを見ようと思っている
弱い私があなたを
こんなあなたを
作り上げてしまった。