使い古した体でも。
梅雨と夜




寂しさに潰されそうになる

そんな夜

ぽっかり空いた心の中に

誰の存在もない

そんな夜


そっと肩を貸してくれ

そっと眠りにつきたいと

そんなことを思っている。


両極端な私がいて、

もうどうにもなれと思っている私がいて

普通のようでいたいと思う私がいて

消えてしまいたいと思っている私がいて

それを怖いと思ってる私がいる。




嘘が得意だ

強がりの嘘ではない。

自分の為の嘘が得意だ。

恥ずべきことを私はまた、だ。





寂しい。

寂しい。

呟いた途端、

蒸し暑い部屋の扇風機の風に

吹かれて無かったことになる。



梅雨は嫌いだ。憂鬱だ。
私を返してくれ。


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