使い古した体でも。
悪夢、再会。


悪い夢を見ていた。



寄り添っては突き放し

もぬけの殻を抱いていた。



どうやっても拭えないほど

厭な仕草だった。




生きるために歩いた。

花びらを一枚ずつ落として



気がつけばいいさ 。

間違いに殺されるくらいなら。





後で報われるかな

歪んだ 景色のむこう。





笑った顔を思い出した。

こちらに気づかず去ってくれればよかった。



綺麗に魅せたかった。


どうか落とした花びらを拾って、


どうか、


どうか、


どうか。







ひるがえした裾

また最低な哀をこぼす



貴方への愛

愛憎

哀相応




取るに足らないほどの


僥倖じゃ何も喜べないこと。


< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

花の言葉

総文字数/3,681

恋愛(純愛)6ページ

表紙を見る
服を着て、朝よ来て。

総文字数/2,709

恋愛(純愛)5ページ

表紙を見る
雨がいなくなったら

総文字数/1,208

恋愛(純愛)2ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop