極甘求婚~クールな社長に愛されすぎて~
『大事な話があります』
土曜日の夕方。
所長と話した直後、紬に連絡したら近々で予定が空いている日がここしかないと指定され、重い気持ちを抱きながら、約束の場所である紬の自宅のマンションにやって来た。
「ここなら誰にも邪魔されないから」
グレーのカーディガンに黒のパンツというラフな格好をしている紬にドキッとしてしまう。
でも今日はプライベートで会いに来たわけではない。
仕事用の黒いパンプスを脱ぎ、脇に揃えてから部屋に上がる。
「失礼します」
上がってすぐ目に飛び込んで来たのはアイランドカウンターキッチンだ。
木製のカウンターとウッディーな椅子の組み合わせは木の温もりが感じられ、全体的に木目調で統一された室内は柔らかい雰囲気に包まれている。
随所に備えられた観葉植物は癒しを与えてくれるし、緊張していた気持ちが幾分和らぐ。
社長という立場から大理石を使った豪華絢爛なものすごく広い部屋を想像していたけど、落ち着いた感じの程よい広さの室内を見て紬の謙虚さが感じられる。
土曜日の夕方。
所長と話した直後、紬に連絡したら近々で予定が空いている日がここしかないと指定され、重い気持ちを抱きながら、約束の場所である紬の自宅のマンションにやって来た。
「ここなら誰にも邪魔されないから」
グレーのカーディガンに黒のパンツというラフな格好をしている紬にドキッとしてしまう。
でも今日はプライベートで会いに来たわけではない。
仕事用の黒いパンプスを脱ぎ、脇に揃えてから部屋に上がる。
「失礼します」
上がってすぐ目に飛び込んで来たのはアイランドカウンターキッチンだ。
木製のカウンターとウッディーな椅子の組み合わせは木の温もりが感じられ、全体的に木目調で統一された室内は柔らかい雰囲気に包まれている。
随所に備えられた観葉植物は癒しを与えてくれるし、緊張していた気持ちが幾分和らぐ。
社長という立場から大理石を使った豪華絢爛なものすごく広い部屋を想像していたけど、落ち着いた感じの程よい広さの室内を見て紬の謙虚さが感じられる。