極甘求婚~クールな社長に愛されすぎて~
「当初の予定通り、役員会で認めてもらおう。なにがあっても俺が必ず楓を守るから。絶対に手放したりしない。だから楓も諦めないでくれ」
紬の真剣な眼差しを見ていたら涙が溢れてきた。
「泣くな。俺は楓の笑顔が好きなんだから」
そう言われても、この場で笑えるほど、メンタルは強くない。
ただ涙が溢れないように我慢していると、後頭部に回った紬の手が私の頭を胸元に引き寄せた。
トクン トクン
紬の心臓の鼓動音が聞こえる。
規則正しい冷静な音。
その音にしばらく耳を傾けていたら、いつのまにか胸の不安は和らぎ、役員会までの数週の間になにをすべきか、なにを準備するべきか、クリアな頭で考えることが出来た。
紬の真剣な眼差しを見ていたら涙が溢れてきた。
「泣くな。俺は楓の笑顔が好きなんだから」
そう言われても、この場で笑えるほど、メンタルは強くない。
ただ涙が溢れないように我慢していると、後頭部に回った紬の手が私の頭を胸元に引き寄せた。
トクン トクン
紬の心臓の鼓動音が聞こえる。
規則正しい冷静な音。
その音にしばらく耳を傾けていたら、いつのまにか胸の不安は和らぎ、役員会までの数週の間になにをすべきか、なにを準備するべきか、クリアな頭で考えることが出来た。