しかくの青春の夜に
タイトル未編集

幼馴染から…

幼稚園からずっと一緒にいる人のことを
『幼馴染』
と呼ぶべきなのだろうか。
それは確定ではない。

私、「鈴波 綾羽」(すずなみ あやは)
は、
内気な性格の男子「新居 つぐみ」(にい つぐみ)
運動神経のいい男子「如月 匠」(きさらぎ たくみ)
男っぽい性格の女子「掉粗 夏美」(ふりあら なつみ)

と一緒に幼稚園からずっと過ごしてきた。
家が、同じマンションという事もあり、
幼稚園、小学校と共に過ごしてきた。

そして、今では中学3年という受験生になった訳である。


<<学校>>

おぉ〜!今日から中学3年となりましたよ。
空は快晴!太陽が私を呼んでいるわw


夏「綾羽〜!うちらが迎えに来てやったよ!」
夏美の声だ!
綾「はーい、今から行く〜〜」
匠「綾羽、早くしねぇと置いてくぞ」
つ「ちょっと…たくみやめなよ。綾羽ちゃんも忙しいんだよ」

階段を降りて、皆が待ってる私の家の前に走っていった。
綾「お待たせ!」

匠が前を歩いてゲラゲラ喋りながら学校に向かった。

夏「おー…見事に皆クラスバラだね」
匠「いや、俺と綾羽一緒」

私と匠は、3-2、つぐみは3-4で、夏美は3-5だった。

夏「じゃぁ皆また帰りねー」

そうして各クラスへと向かい、私は匠と二組に入っていった。





今日は、主にクラスの役割決めで終わった。
私と匠は仲の良さもきっとあり、図書委員会を務める事になった。
さっそく今日から仕事があり、放課後に2人で図書室に残って本のチェックを行なっていた。
つぐみと夏美も各クラスの仕事があり、まだ学校にいるだろう。

匠「うわ〜…この本とか中1の時読んでたやつだ」
綾「仕事しろw」

そうしてガラ空きの図書室でひたすら本を取って並べてチェックしていた。

…ん?視線を感じる……

綾「ねぇ…匠。ココって誰かいないよね?」
匠「何言ってんだよwww」
綾「そうだよね〜」

気のせいだ。そうしないと背筋がぞっとする…

綾「あ、チェックの紙なくなった…取ってくんね」
匠「あー、はいはい」


そうして職員室に向かうため、図書室をでた。

綾「…うぎゃあっ!?つぐみじゃん」
つ「あ、ごめんね…2人どこにいるかなぁって探してたの」
綾「匠なら中にいるからね〜」

びっくりした…視線ってつぐみだったのかな?いやいや、それはない。

あぁ…無駄に遠い…職員室遠い…

綾「失礼します。3-2の鈴波です。図書委員会でお伺いしました。」



綾「失礼しました」

うっしゃ…帰るぞ〜!
そして図書室に戻ろうとひたすら歩いて歩いた。

…ん?図書室から声聞こえる…

つ「んっ…あっ。たくみぃ…綾羽ちゃん帰って来ちゃうよぉ…あんっ!はぁ…はぁ」
匠「つぐみが嫉妬してるからだろ?それに…ココも濡れてるし…」
つ「あっ!やめれぇ…」

……!?私、幼馴染の秘密見た気がするんだけど…
2人ってそういう関係だったの!?
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