髪の長い私は風と涙が嫌いだった。


父親を見てからの事は
早かった。


母親が耐えきれなくなり、

離婚届には父親も直ぐに判子を押した。


私は母親について行きたかった。

しかし、母親は何故か私を捨てるように

出て行った。


高校生だから、大体の事は察しもつくのに

それだけは、母親のその行動だけは、


私には全く分からなかった。


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